アトピー体験談①幼稚園や小学生から急に症状が出だしたこと
皆さま初めまして、長年にわたりアトピーを経験いたしました30代、2児の子持ち主婦のモリコと申します(*^^*)
幼少期から始まり、ステロイド常用やリバウンドを経験し、あれほど重症化した私のアトピーは、今は他の方が見てもわからないくらいにほぼ沈静化、完治に近い状態でおります。
なぜここまで来られたのか・・・。
紆余曲折しながらたくさんの経験をし、溢れかえるアトピーの情報に試行錯誤しながらいろんな商品や方法を試して、そのたびに「これは良いかも!」「これは全然だめだ・・・」の一喜一憂を繰り返し、
最終的に今は自分なりの「いいもの」たちと出会えたからだと思います。
でも、今ここにたどり着くまでには、やっぱり相当の時間とお金がかかりました。
例えば体にいいとされている健康食品や、お肌にやさしいとされているスキンケアなどを試したくて、ネットで検索して、商品レビューや感想は比較的に良い評価でも、
「で、それはアトピーにもいいものなの?」
というアトピーっ子にとって肝心な情報がなかなか無くて、結局は自分で試してみるしかない・・・そんな日々でした。
だから時間がかかってしまったのですが、その分いろんなものを試すことが出来ましたし、そんな私だからこそ、この体験を通して得たアトピーに関する本当に役に立つ情報や品物などを、こちらに綴っていくことによって、
今も尚アトピーで苦しんでおられる方にとって少しでも誰かのアトピー治療の近道になれたら・・・。
この私の経験が少しでもヒントや希望となり、お力になれば・・・
ただただそんな想いで、一生懸命書かせて頂きますのでどうぞ宜しくお願い致します。
◆アトピーの始まり・赤ちゃんの頃はアトピーではなかった
現在、30代前半(ざっくりとですが・・・)の私が、アトピーを発症したのは、さかのぼること数十年前、あれは小学校1年生の頃でした。
産まれた時は赤ちゃん特有の、もちもちした普通のお肌。
幼稚園頃に入園したての頃の写真は、まだ肌もキレイで、ごくごく普通の幼稚園生。
ここまでは特に何のトラブルもなかったようです。
・・・しかし幼稚園年長さん、小学校に上がった時ぐらいから、その症状は徐々にやってきました。
最初の症状はまず(おそらく乾燥による)軽い全身のかゆみです。
夜になると決まって「お母さん、背中かいてー」といってきたそうです。
一緒にお布団で寝ながらお母さんが背中を優しくさすってくれるのですが、お母さんがウトウトして手を休めると、すぐに私はもっとかいてとグズグズ。
お母さんは、私が寝付くまでずっとさすってくれていました。
自分でも、「あぁ、そういえば背中さすってもらってたなぁ・・・」と、なんとなく覚えています。
夏休みにおばあちゃんの家にお泊りに行った時も、寝る時はずっとおばあちゃんに背中をさすってもらっていました。
そんな私を見て身内や周りのみんなは、
「かわいそうに・・・」 「痛そうやね、かゆいやろうね・・」常日頃そんな言葉をかけてきてくれたのですが、
当の私はというと幸いまだ幼いだけあって、人の目を気にしたり、自分自身で、
「アトピー辛いなぁ・・・」とか感じた記憶がほぼないので、当時の事をあまり覚えていないというのはそのせいもあるかも知れません。(比較的まだ症状も序の口でした。)
◆アトピーの始まり・小学生にあがり症状が一気に出てきた
そのまま小学生の3、4年生になり、少しづつ思春期を迎えます。
ちょっとだけオシャレをしたくなったり、周りの目が気になったり、気になる人の一人や二人出てくる年頃ですよね。
すると段々と、ある事に気づきます。
「あれ?みんなはきれいなのに、私だけなんで腕がこんなかゆくてボロボロなの?」
「なんで私はみんなみたいにきれいな顔じゃないの?」
そして次第に、“私の肌はみんなと何か違うんだ” というのを敏感に察していくようになります。
実際にこの頃の写真を見ると、
まぶたは赤く腫れ、首は酷く炎症を起こしてただれ、腕もひざの裏もかきむしった痕で大変な事になっていました。
こうなると、パッと見ただけでアトピーと誰もがわかる感じです。
これは女の子だけにやはり辛いものがありました。
・・・そうすると、私自身すごく悩むようになり気になってしまい、自分自身のアトピーとの付き合い方が今までの幼い頃のようには行かなくなってくるのでした。
そしてこれを機に、母に連れられ、地元ですごく有名な皮膚科の門を叩く事となるのです。
これが、私と皮膚科の最初の出会いでした。
アトピー体験談②へと続きます。